IT営業への転職を検討する際、気になるのが職務経歴書の書き方ですよね。
社会人経験のある人であれば、転職回数に応じて一つひとつ記載することがマストと言われていますが、できればIT営業で活躍したい熱意を細かくアプローチしたいものです。
そこで今回は、IT営業へ転職を検討する人へ、職務経歴書の書き方のポイントについて解説します。
どのように書くべきなのかに加えて、アプローチするべき項目、企業に提出する際のチェックポイントを紹介するので、転職活動の際はぜひ参考にしてみてくださいね。
IT営業の職務経歴書の書き方とポイント
まずは職務経歴書の基本的な書き方について解説します。まずは簡単に要約を押さえるためにも、紙にメモすることをオススメします。
一つひとつの項目にポイントをまとめているので、職務経歴書を作成する際はポイントに沿って作成していきましょう。
1.経歴の棚卸しを始める
まずは経歴の棚卸しをしましょう。
これまでにどのような職種に就いていたのか、全て洗い出します。
転職経験が複数ある場合は、それぞれの入社・退職年月日に誤りがないかを確認してください。
検索エンジンで「入学年月日 早見表」などと検索すると、さまざまなWebサイトのツールが確認できます。
2.経歴を要約したら、簡潔に記載
次に、過去に在籍した会社の正式名称や入社・退社の年月日・退職理由を簡単に洗い出します。
在籍した会社の部署や取り組んだこと、簡単な業務内容で構わないので要約してまとめましょう。
例えば2019年4月にA株式会社に入社後、営業部に配属された場合であれば以下のようなイメージです。
- 2019/4月
- A株式会社/営業部配属
- 保険商品の営業・月ノルマ10件を常に達成し、本部で表彰された経歴あり
- 顧客との信頼関係構築のため、顔なじみになるよう努力した
前職でどのような部分にどういった努力したのかが要約されていると、自分のアピールポイントをピックアップして職務経歴書に記載することができます。
3.特筆するべき実績の記載
次に、特筆すべき実績を記載しましょう。
前職で努力した成果が具体的に分かるよう、数字や賞の名称を用いることで説得力が増します。
例えば、A株式会社営業部でひと月の契約ノルマを達成した際に、優秀賞を獲得したのであれば、「入社後〇ヵ月で契約ノルマを達成し、優秀賞を獲得」などです。
4.業務の中で工夫した戦略等の記載
次に、前職等で工夫した戦略などを書いていきます。
例えばA株式会社の営業部において、6カ月の間、ノルマを達成し続けたという実績があるのなら、以下のようにまとめましょう。
- A株式会社営業部にて、6ヵ月の間ひと月10件の成約ノルマを達成した経験あり
- 工夫した点は、顧客との信頼関係構築のため積極的にアポ取りを行ったこと
- 気軽に話ができる人物であることを理解してもらえるよう、5分でも15分でも、顧客と会うよう積極的にアポ取りを心がけた
- 営業にあたっては、顧客の悩みや不安に沿うものを適切に選ぶよう心がけ、ヒアリングした悩み等に沿う保険商品を探し、提案した
このように簡潔にまとめることで、自分が前職でどのように努力したのかが視覚で分かりやすくなります。
一つひとつの作業は細かいですが、アピールにつながる部分を見つけるため、積極的に取り組みましょう。
5.保有資格の記載
取得した資格や免許、語学力などがあれば、取得した順に記載します。
等級が分かれているものについては、一番上位の資格のみを書きましょう。
もし現在、資格や免許等の取得を目指して勉強している場合でも、真面目に取り組む姿勢が評価されやすいので、取得・合格予定日を記載することをオススメします。
なお、希望会社によっては、海外勤務を任されることも。
TOEICなど語学力検定等を受けた経験のある人は、スコアを職務経歴書に書くと、グローバルな活躍ができることをアピールできるでしょう。
6.営業に活かせる経験や知識・技術など
次に、営業に活かせる経験・知識・技術などを洗い出しましょう。
過去に営業経験があるのなら、コミュニケーションスキルや傾聴力の高さなどが挙げられるでしょう。
営業の経験がない人や社会人経験が浅い人であっても、周囲から褒められた特徴や性格を洗い出すことで、IT営業と紐付く特徴・性格かを考えながら選ぶことができます。
なお、経験や知識・技術を記載する際は、ただ「コミュニケーションスキルが高いから」といった説明で終わるのは控えましょう。
このようなときは、なぜIT営業に活かせると判断したのかが分かるよう、エピソードを書くことをオススメします。
例えば、コミュニケーションスキルが高いと判断した場合、高いと判断する要素がエピソードとして残っているはずです。
家族や友人に褒められた経験があるなどでも構わないので、IT営業に活かせる経験や知識は、面接の際にエピソードを簡単に話すつもりでまとめましょう。
7.自己PR
最後は自己PRをまとめましょう。
IT営業を目指すきっかけになったエピソードやIT営業にとって自分がふさわしいと思う理由などを紙に書き出します。
ここで注意したいのは、自己PRだからという理由から、自慢になるような書き方は避けましょう。
自己PRは、IT営業を志望することを前提に、自分の特徴や入社によって得られる企業側のメリットなどを書く項目です。
自慢に聞こえるような内容や、IT営業を志望するにあたって重要度の低い内容は、熱心に書いても意味がありません。
自慢に感じられる内容や、IT営業において不要な自己PRにならないかを確認しながら簡潔にまとめましょう。
これらを全て紙に書き出したら、次は職務経歴書に下書きします。
下書きは消しゴムで消せるシャープペンシルやボールペンでも構いません。
最後は下書きを見ながら、職務経歴書の項目を一つずつ埋めていきましょう。
ポイントは職歴を5W1Hに当てはめて書くこと
職務経歴書の志望動機や自己PRといった、ある程度自由に記載できるスペースでは、採用担当者でも内容がスムーズに把握できるよう、5W1Hに当てはめて書くことをオススメします。
5W1Hとは、以下のような意味があります。
- When いつ
- Where:どこで
- Who:誰が
- What:何を
- Why:なぜ
- How:どのように
この方法を用いることで、結論から具体的な内容が把握でき、どのようなことが記載されているのかがスムーズに読み取れます。
簡潔にまとめようとすると、つい言葉が不足して、評価されるはずだった特徴が伝わりきらない恐れがあります。
どのようにまとめて良いか分からないときほど、5W1Hに当てはめながら文章を作成してみましょう。
提出前のチェック事項
職務経歴書を作成し終えたら、以下項目で誤りや分かりにくい項目はないかチェックしましょう。
誤字脱字
・見つけ次第、職務経歴書を最初から作成する
入学/卒業または入社/退社の年月
・年月日が誤っていると経歴詐称と受け取られるリスクがある
日付・氏名の記入漏れ
・書き損じがある場合は職務経歴書を作成し直す
見出し・タイトルが設置されており、読みやすくまとまっているか
・読みにくい文章では特徴や魅力を伝えきれない
・一文は多くても60~70文字程度に抑える
誰が読んでもイメージできる文章か
・家族や友人など、第三者にチェックしてもらい、読みにくさを確認する
これまでに工夫した戦略等をきちんと記載できているか
・伝えたいことを伝えたいまま文章にしていると伝わりきらない
・一文一意になっているかを確認する
履歴書など他書類と意味の齟齬が起きていないか
・年号・西暦を併用している、社名や資格名を略しているときは職務経歴書を作成し直す
IT営業に求められる能力
IT営業では、一般的な営業のように顧客の悩みをきちんと聞き出す姿勢が不可欠です。
どのような悩みを抱えているかをしっかり聞き出すことで、自社製品の中でも適切なものを正しい知識を持ってアピールすることができます。
また、基本的なビジネスマナーや、顧客に配布する資料を作成するためのPCスキルも欠かせません。
海外勤務を視野に入れる会社であれば、一定の英語力も必要になるでしょう。
IT営業に求められる能力は、会社の特徴によって異なります。
基本的に求められる能力について知りたい人は、こちらの記事も参考にしてみてください。
IT営業で実感できるやりがい
IT営業で実感できるやりがいも、会社によって異なる場合があります。
一般的には、自身が構築した信頼関係によって新規契約を取れたときは大きなやりがいを感じられます。
エイトリンク株式会社の場合、インセンティブの取得率が100%という特徴から、一つひとつの努力が成果に結びつくこと、さらには顧客から名指しで指名を受けた際にやりがいを感じられます。
やりがいについては、こちらの記事で詳しくまとめているので、興味のある人はこちらも併せてご覧ください。
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