IT業界の中でも、営業が未経験の方でも転職しやすい業種として、今、注目されているのがIT営業職です。
今回は、IT営業の主な仕事内容と求められるスキル、平均年収ややりがいを感じられる部分について紹介します。
IT営業職へ転職を希望する方、そしてIT営業の業務内容について知りたいといった方は本記事を転職先を探す際の参考にしてください。
IT営業とは
IT営業職とは、お客様の悩み・課題を明確にした上で適切な情報システムやサービスを提案・提供・解決する仕事のことです。
エンジニアの橋渡し的な役割として、交渉の場では技術的な部分も併せて説明する必要があります。
ここではIT営業の主な仕事を紹介するので、転職を希望する方は、自分が活躍できる役回りを明確にしておきましょう。
IT営業は4つに大別される
一口にIT営業と言っても、実はいくつかの種類に区分されます。
具体的には下表の通りです。
アカウント営業 |
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インサイドセールス |
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ソリューション営業 |
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フィールドセールス |
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IT営業職はいくつかの業務に分かれていることから、転職を希望する際は自分がどの分野で活躍できるかをピックアップして伝えられるよう、スキルや経験を洗い出しておきましょう。
主な業務内容
IT営業職の主な業務内容は下表の通りです。
課題分析および提案の用意 |
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サービスの紹介・提案 |
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契約・契約後のフォロー |
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業務内容は一般的な営業職と相違ありません。
営業職未経験の方は次章で紹介する求められるスキルを参考にし、自分が持つスキルに該当しているかを確認してみましょう。
IT営業に転職|求められる5つのスキル
IT営業にはいくつかの業務があり、それぞれで求められるスキルが異なります。
とはいえ一般的な営業職と大きな違いはないので、営業職に求められるスキルを有していることが望ましいです。
ここではIT営業職の転職に際し、求められるスキルを紹介します。
自分の特徴と該当する項目を明確にし、志望動機や面接での自己PRに取り入れましょう。
ITにまつわる知識
第一にIT業界へ転職するのですからITにまつわる知識は不可欠です。
IT業界に精通する知識を網羅的に把握している人ほど顧客に正しい説明ができるので、信頼関係の構築に役立ちます。
またIT企業によっては一つの分野に特化したケースも珍しくないため、特定の分野の知識・技術を有しているほど歓迎されやすくなります。
営業未経験の方であっても、ITにまつわる知識に自信があるといった方は、転職活動がスムーズに進められるでしょう。
自社製品等への理解力
IT営業職へ転職するからには、自社製品等に対して深く理解しておくことも大切です。
自社製品等に対して深く理解していると、お客様に対して適切な説得・交渉が行えるようになります。
気になる企業が見つかったときはどのような製品・サービスを取り扱っているのかをチェックすると、入社後になにを提案・提供するのかをイメージしやすくなります。
また、交渉においては必要な資料を作成することもあるので、プレゼンテーション能力や分かりやすい資料を作れる能力なども持ち合わせていると、即戦力として歓迎されるでしょう。
傾聴力
営業職では見込み客や顧客など、あらゆる立場の人の話を真剣に聞く力が求められます。
自社製品・サービスを提案・提供する上ではお客様の悩みや課題解決を主軸とするため、高い傾聴力が欠かせません。
また、自分の悩みや課題についてうまく説明できないお客様の場合に際し、話を聞き出す力や聞き出した内容の分析力も必要になります。
これまでに「人の話を最後まで聞ける人」のように第三者から褒められた経験がある方は、IT営業職に向いている可能性が高いでしょう。
問題解決力
自社製品・サービスの特徴やメリット・デメリットをすべて網羅的に把握し、その上で悩み・課題を解決できるものはなにかを考える問題解決力も欠かせません。
例えば、自社製品が魅力的だからという理由であらゆるお客様へ提案しても、お客様から見れば「売上だけを意識している」と判断されてしまうでしょう。
このような場合、これまで得てきたお客様の悩み・課題を解決できる製品・サービスを厳選して提案することが大切です。
自社製品・サービスの特徴をきちんと把握し、その上でどのお客様にはどの製品・サービスを活用することでどのような問題が解決できるのかを見つけ出す問題解決力も必要不可欠と言えるでしょう。
交渉力
営業職では見込み客や顧客に対して自社製品・サービスを売り込むため、交渉する機会も少なくありません。
よく見られるのは、お客様に製品やサービスを売り込むよう、魅力的な部分だけを話す人です。
この場合、製品やサービスを売り込むための熱意は伝わってもお客様にとって必要か不要かが不透明であるため、契約の後押しにはならないでしょう。
IT営業では目に見えない物を取り扱うことも多いです。
そのことから、特徴やメリットをはじめ、利用することで改善される部分についても漏れなく説明することが大切です。
IT営業職へ転職を希望する際は、顧客の悩み・課題と自社の魅力をすり合わせ、双方が納得できる答えを導き出せる交渉力が不可欠になることを押さえておきましょう。
IT営業で実感できるやりがい
IT営業は、自社製品・サービスの売り込みを通じてお客様の悩み・課題解決に導くのが仕事です。
自社製品・サービスによって人々の暮らしを豊かにできる特徴は、間接的に社会貢献につながっていると考えられます。
お客様の悩みが自社製品によって解決につながれば、お客様から「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えられることも。
そのようなときは大きなやりがいを実感できるでしょう。
また、見込み客や顧客、そして自社社員一人ひとりとの関わりによって、自分の成長につながるのもやりがいの一つです。
お客様へ適切な製品・サービスを提供する機会が増えるほど自身の経験値も上がることから、自社にとって唯一無二の存在としてさらなる成長を遂げることができます。
一例として、多くの営業社員が活躍するエイトリンク株式会社では、具体的にこのようなときにやりがいを感じるとしています。
- 時間が掛かった商談でも、最終的にお客様から「お願いします」と言われたとき
- 「〇〇さんだから任せようと思った」「反響出ました」と連絡があったとき
- 「あなたに任せてよかった」と言ってもらえたとき
- お客様の期待値に応えられたとき
- お客様の事業の1本の柱をエイトリンクに任せてもらえたとき
- 最初のヒアリングで得た潜在的ニーズと自分の提案がかみ合ったとき
- メンバー社員の成長を実感できたとき など
エイトリンク株式会社では、まだまだ多くのやりがいを実感できるIT企業です。
IT営業への転職を希望する方は、エイトリンク株式会社もチェックしてみてください。
IT営業の平均年収
転職支援サイト「doda」によると、IT営業職の平均年収は約400~1,000万円でした。
更生労働省による「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、国民の平均年収は約382万円だったため、平均よりも多いことが分かります。
なお事業部によっては年収が異なるので、高年収を希望する方はソフトウェア営業やSler営業、ITコンサル等を検討すると良いでしょう。
IT営業への転職ならエイトリンク株式会社がおすすめ!
今回はIT営業職の業務内容や求められるスキル、平均年収ややりがいを紹介しました。
基本的な業務内容は一般的な営業職と相違ないものの、目に見えない製品・サービスを取り扱う機会が多いことから、お客様の悩み・課題をきちんと聞き取るための傾聴力や課題解決力が必要不可欠です。
また、聞き出したお客様の悩み等を改善・解決できる製品・サービスがあると判断したときは、なぜそう思うのか、論理的に説明する力や交渉力も伴います。
これらの力が長けている人は、IT営業職で長きにわたって活躍することができるでしょう。
本記事で紹介した求められるスキルがいくつかマッチしている方は、この機会に転職へ向けて本格始動してみてはいかがでしょうか。
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