IT営業を希望する人の中には「きつい」言われる理由が気になる人も多いのではないでしょうか。
確かにきついと感じる部分もありますが、しかしそれ以上に大きなやりがいを感じられる仕事でもあります。
今回は、IT営業が「きつい」と言われる理由について解説します。
やりがいを感じるシーンやIT営業職の魅力についてももまとめているので、本記事を参考にしながらIT営業職の特徴を把握しておきましょう。
IT営業職がきついと言われる7つの理由
IT営業職がきついと言われる理由は7つあります。
- 覚えることが多い
- 競合が多く自社製品・サービスを売りにくい
- クライアントと開発者のいたばさみが辛い
- アフターフォローが大変
- ノルマがある・きつい
- 知識のアップデートが常に必要
- ITだからこそ論理的思考が必要になる
詳細を見ていきましょう。
➀覚えることが多い
IT業界は技術の進歩が早く、新しい製品・サービスが非常に早いスピードで誕生しています。
次々と真新しい製品・サービスが誕生する特徴から、覚えることに大変さを感じる人が多いようです。
さらに、IT業界では独自の専門用語があり、これらも覚えなくてはなりません。
営業活動には競合他社の情報も把握しておく必要があることから、覚えることが多いために「きつい」と言われてしまうことがあるようです。
➁競合が多く自社製品・サービスを売りにくい
競合他社が多い業界のため、自社製品・サービスを売り出すことに難しさを感じる人も。
IT需要の高まりによってめまぐるしく進化するからこそ、競合他社もさまざまな製品・サービスを生み出しています。
それに伴い、自社製品やサービスも、アップデートや改良を経て、よりニーズの高いものを生み出しています。
製品・サービスの特長が変われば、他社製品等との違いや差別化ポイントを再度洗い出さなければなりません。
他社と類似した製品・サービスだと、売り込み方に難しさを感じることも多く、そのようなときに「きつい」と感じる人も一定数いるようです。
③クライアントと開発者のいたばさみが辛い
顧客であるクライアントと、製品・サービスの開発者との間でいたばさみになることに「きつい」と思う人もいます。
たとえばクライアントから「もう少し費用を抑えてくれたら契約するけど……」と言われたとしましょう。
そのまま開発者に伝えたところで、技術面や予算面によっては「NO」と返ってくることも多いです。
この部分はIT営業にかぎらず、さまざまなシーンで起こることでもありますが、クライアントと開発者のいたばさみに合う機会が多く、中にはストレスを抱える人も少なくないようです。
④アフターフォローが大変
IT営業の仕事は、自社製品・サービスを売り込むだけが仕事ではありません。
契約につながった後は、顧客に対して一定のアフターフォローも必要になります。
製品のアップデートやメンテナンスといったフォローを丁寧に行うことは、顧客との信頼関係構築に欠かせません。
抱える顧客が多いほどアフターフォローの機会も増えるため、この部分に「きつい」と思う人も少なくないようです。
⑤ノルマがある・きつい
企業によってはノルマを設定していることがあります。
このノルマは、週間や月間、年間ベースで細かく決められていることもあり、適切にこなせないときに「きつい」と思う人もいます。
IT営業職におけるノルマの場合、専門用語や競合他社の情報、自社製品・サービスとの差別化ポイントなどを細かく洗い出す必要も。
一般的な営業と比べると、覚えることややることが多い中で、決められたノルマを守らなければならず、そういった部分に「きつい」と思うこともあります。
⑥知識のアップデートが常に必要
IT業界はめまぐるしく進化しています。だからこそ、せっかく覚えた知識が古くなることも多いです。
IT営業職は、最新の情報を正しく覚えた上で提案することが欠かせません。
先月覚えた知識がまるごと変わるといったケースも珍しくないことから、覚えた知識を常にアップデートする姿勢が不可欠である部分に「きつい」と思う人もいます。
⑦ITだからこそ論理的思考が必要になる
ITという特殊な業界の製品・サービスだからこそ、論理的思考が必要になる部分に「きつい」と思うこともあります。
IT営業が取り扱う製品・サービスは、他営業職に比べて目に見えない部分が多く、価値を理解してもらいにくいといった特徴があります。
提案先の社員は、営業パーソンの提案によって良い製品・サービスであることは理解できても、価格に対する妥当性を見つけることができず、上層部に打診するのが難しくなります。
そのため、製品・サービスの価値と金額の妥当性の双方を提案先に理解させなければ、契約に結びつけることができません。
価値と金額の妥当性をどのように伝えると良いのかを考え、実行に移し、契約に結びつけることが営業パーソンの仕事です。
この部分を自分なりに研究し、契約が取れるようになれば、自身の市場価値を高める要素になるでしょう。
しかし、今日考えて明日見つかるといったものでもないため、なかなか見つけられないことに難しさを感じ、「きつい」といった感情が湧き上がる場合もあります。
IT営業職にある魅力
IT営業職にはさまざまなシーンで魅力を感じられる仕事でもあります。
「きつい」と思う部分もありますが、そのときを乗り越えたからこそ実感できる魅力も多いのです。
ここではどのような部分に魅力を感じられるのかについて解説します。
➀成果が収入に直結しやすい
企業によってはノルマが設定されているものの、IT業界は成果が報酬に直結している傾向にあります。
インセンティブ制度を導入している企業も多く、努力次第では理想とする年収を超える可能性も。
自身の努力を正当に評価してくれる企業を探している人にとってはIT営業職が向いているかもしれません。
➁需要が高い
AIやIoT技術の導入や活用がさらに進むと予想されているからこそ、ITに関する技術・利便性・必要性を論理的に説明できるIT営業の需要も高まると考えられています。
IT営業職に就職すると、独自の専門用語や論理的に説明できるスキルなど、さまざまな知識を身につけなければなりません。
覚えることが多く、また定期的な知識のアップデートが必要な業界だからこそ、その部分に「きつい」と思う人もいます。
しかし、きついと感じる部分を乗り越えた先には、需要の高い業界で長期にわたって活躍できる未来が待っているのもIT営業職の魅力のひとつです。
③キャリアアップにつながる
IT営業職で学んだ知識や技術を活かせばキャリアアップにつながります。
例えば、IT営業で得た技術や知識に加えて開発者に必要なスキルを学べばエンジニアへの転職が可能です。
IT業界は需要が高く、その需要はまだまだ続くと予想されているので、得た知識や技術を活かしやすいのは魅力と言えるでしょう。
④どこにでも通じるビジネススキルが身につく
IT営業職に対して「きつい」「やめとけ」といったネガティブなワードがつきまとう理由には、業務そのものの難易度の高さが影響しています。
視点を切り替えれば、IT営業職で得られるビジネススキルは、きちんと身につけ、自分なりに使いこなせるようになれればさまざまなシーンで活用できると考えられます。
例えば、論理的に説明できるスキルを習得した場合です。
価値と金額との妥当性を押さえた説明ができれば、別の営業職でも通用するということです。
IT営業職では覚えることがたくさんあります。
しかしそのスキルは決して無駄にはならず、あらゆるシーンであなたの武器になる点も大きな魅力と言えるでしょう。
⑤未経験でも努力次第でなんとでもなる
IT企業では、研修制度を設け、未経験でも高いスキルを持って営業活動ができるよう環境を整えていることが多いです。
営業と聞くと「経験者以外は通用しないのでは?」と思う人もいますが、実は未経験でも採用する企業が少なくありません。
その理由は、経験がない人でも安心して仕事ができるよう、研修制度というフォローをしているからです。
研修とどのように向き合い、どう自分なりに取り組むべきかを考えられる人は、自分で考えながら仕事に取り組める人とも言い換えられます。
「きつい」と思うシーンもありますが、自分の努力次第でなんとでもなるのも、IT営業職の魅力のひとつです。
⑥高年収を狙える
IT業界では、インセンティブ制度を導入している企業が一般的です。
その理由は、インセンティブ率によって収入が上がり、仕事のモチベーション維持につながるからです。
インセンティブ率は企業によって異なります。
ちなみに、当サイトを運営するエイトリンク株式会社のインセンティブ率は100%。
努力が収入に直結しやすい点は、弊社の魅力と言えるかもしれません。
なお、IT営業職の平均年収については、以下のページで詳しくまとめています。
興味のある人は、こちらも併せてご覧ください。
⑦昔と違い飛び込み営業が少ない
ノルマを設定する企業がある一方、飛び込み営業をなくしている企業が増加しているのもIT営業職の魅力です。
一昔前の営業職と言えば、アポ取りはせず、お店や企業を直接訪ね、営業することが多くありました。
近年では、すでに信頼関係を構築した企業に対して、アフターフォローを行いながら新規提案を行ったり、アポ取りをした上で営業活動することが中心です。
コミュニケーション能力に自信のない人や、飛び込み営業の有無に不安がある人にとっても、働きやすい環境と言えるでしょう。
なお、弊社では飛び込み営業は行っていません。
ノルマや目標も設定していないので、安心して業務に従事することができます。
IT営業で実感できるやりがい
IT営業は、さまざまなやりがいを実感できる仕事です。
例えば、提案を続けた企業から「あなたにお願いしたい」と言われたときは、これまでにはない大きなやりがいを感じられます。
IT営業職のやりがいについては、以下のページで詳しくまとめています。
弊社で活躍する営業パーソンの実例を挙げているので、興味のある人はこちらもぜひご覧ください。
IT営業職に就きたいなら研修制度が充実したIT企業を選ぼう
今回は、IT営業職が「きつい」と言われる理由には、専門性が高く覚えることが多かったり、難しいノルマが設定されていたりすることが挙げられます。
未経験の人にとっては、覚えることが多い上にノルマが課されるのであれば、悲観的に思うのも無理はないでしょう。
IT営業職を就職先に希望するのなら、研修制度が充実した企業を選ぶことです。
研修制度が充実していれば、覚えることが多い業界であっても順を追って正しい知識を身につけられます。
競合他社が多い業界であっても、研修によって自社の差別化ポイントを把握することにもつながります。
研修制度が充実していて、インセンティブ率が高いIT企業を探すなら、エイトリンク株式会社がおすすめです。
エイトリンク株式会社の詳細については以下のページで詳しくまとめているので、興味のある人はぜひご覧ください。
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