「ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)が思いつかない…」
「就活の面接で聞かれたらどうしよう」
そんな悩みを抱える就活生は、実はとても多いです。
でも安心してください。
“ガクチカがない”と感じているだけで、あなたの中にあるエピソードが武器になることは少なくありません。
この記事では、今からでも間に合う「ガクチカの作り方」と、「企業に刺さる自己PRのコツ」を2025年最新版として解説します。
1「ガクチカがない」と悩むあなたへ|そもそもガクチカとは?
就活が本格化する中で、多くの学生が口にするのが「ガクチカに書けるような経験がない」という不安。
でも実は、“ガクチカがない”のではなく、“ガクチカだと気づいていない”だけかもしれません。
企業が“ガクチカ”を聞く本当の意図とは?
企業がエントリーシートや面接で「学生時代に力を入れたこと」を聞くのは、あなたが過去にどんな課題に直面し、どう向き合い、どんな工夫や成長をしてきたかを知るためです。
つまり、問われているのは “あなたという人間の中身”。
- 問題解決のアプローチ
- 周囲との関わり方
- 失敗をどう受け止めたか
- 成果までのプロセスにどんな工夫があったか
こうした思考や行動のパターンが、入社後の仕事への取り組み方や適応力と強くリンクするため、企業は「何をしたか」よりも「どう取り組んだか」を重視しています。
「成果」より「過程」や「思考力」が評価される理由
「ガクチカ=何かで成功した話」と思っていませんか?
実は、企業側が評価するのは「すごい成果」ではなく、思考と行動のプロセスです。
たとえば、
- ◯ アルバイト先で業績を大きく伸ばした → 成果だけを語ると浅い
- ✕ アルバイトでクレーム対応に悩み、先輩のやり方を観察しながら改善した → 自分なりに考えて動いたプロセスが見える
採用担当者は、あなたが「どんな経験をしたか」よりも、その経験から何を考え、どう成長したのかを知りたいのです。
ガクチカは“派手な経験”である必要はない!
ガクチカと聞くと、
- 全国大会に出場した
- 学生起業をした
- 難関資格に合格した
など、“インパクトの強い経験”を想像しがちですが、それが必須条件ではありません。
企業が見ているのは、あなたの本気になった姿勢や成長の跡。
むしろ、派手な実績よりも、日常にある小さなチャレンジや工夫の中に、あなただけのオリジナリティが光るケースも多くあります。
例)
- レジ打ちのバイトで「お客様を笑顔にする接客」に挑戦した
- 勉強が苦手だったが、自分に合うノート術を確立して平均点を20点上げた
- 家族の介護を手伝いながら、時間管理の工夫を身につけた
これらはすべて、「力を入れた」と自分で胸を張れる経験。
就活において大切なのは、「見栄え」よりも、「あなたがどんな人か」が伝わるエピソードを見つけて言語化することなのです。
2 ガクチカがない人が今からできること【短期間でもOK】
「学生時代、特に何も頑張ってこなかった…」
「もう就活始まってるし、間に合わないかも」
そう感じているあなたにこそ伝えたいのが、“ガクチカは今からでもつくれる”という事実です。
企業が見ているのは「すごい経験」ではなく、「どんな姿勢で取り組んだか」「どう考え、行動したか」。
つまり、これから何をするか次第で、十分に魅力的な自己PRはつくれます。
ここでは、特別な経歴がなくても短期間で取り組める「今からできるガクチカの作り方」を具体的に紹介します。
すぐに行動を始められるヒントが満載なので、“就活まだ間に合う?”と悩んでいる人は要チェックです。
Tips1 アルバイト経験を深掘りする
「バイトはただ言われたことをやっていただけで、アピールできるほどじゃない…」
そう思っている人も多いですが、実はアルバイトこそ、ガクチカの宝庫です。
なぜなら、そこには「人と関わる」「業務に取り組む」「課題に対応する」という社会人と同じ要素が詰まっているから。
ガクチカとして活かすには、“行動と工夫”に注目しよう。
以下のような視点で掘り下げてみてください。
困ったとき、どう対応した?
例)注文ミスでお客様が怒っていた
→ 丁寧に謝罪+店長と連携して早急に対応 → 翌週「また来たよ」と笑顔に
周囲との関係性をどう築いた?
例)新人の後輩が仕事に慣れず悩んでいた
→ マニュアルを自作して共有した
→ 店長から感謝されて全体で活用されるように
店舗運営や業績向上にどんな工夫をした?
例)売れ残りが多かった時間帯にPOPを手書きで追加
→ 週単位で該当商品の売上が2割アップ
自分なりに「考えて行動した」ことは?
例)レジ対応で「お客様の名前を覚える」ことを徹底した
→ 常連との関係が深まり、口コミ投稿が増えた
Tips2 学業やゼミ活動を“問題解決力”で語る
ゼミの研究やレポート作成なども、「どんなテーマに取り組み、どう調べ、どう工夫したか」が伝われば十分な自己PR材料です。
点数や成果より、姿勢や思考プロセスに注目しましょう。
Tips3 サークル・趣味・個人活動を整理する
趣味や創作活動も「継続性」「探究心」「自主性」が伝われば◎
例)写真を5年続けている/ライブ企画を自主開催した/イラストをSNSに投稿している etc.
Tips4 資格取得・検定・コンテスト参加などにチャレンジ
「何か始めた」という行動自体が評価されることも。
TOEIC・簿記・MOSなどは、1ヶ月で成果が見える代表例です。
Tips5 就活支援団体・地域活動・インターンを活用する
短期でもOK。社会人や他大学の学生と関わる経験は、視野の広がりや適応力を示す強力な武器になります。
3 今から始めるガクチカ作成のステップ【行動×振り返り】
STEP1:テーマを決める(何をアピールする?)
まずは「自分の強みを伝えられるテーマ」を1つ決めましょう。
→「協調性」「主体性」「継続力」など、評価されやすい要素を含んでいるかがカギ。
STEP2:行動する(少しでも“動いた”ことに意味がある)
内容が浅くてもOK。行動した事実があること自体が差別化になります。
STEP3:結果よりも“考え方・姿勢”を言語化する
「なぜそれをやったのか?」「途中でどんな工夫をしたのか?」
→行動の背景と“変化”を伝えることで、人柄に説得力が増します。
STEP4:STARフレームで整理する(Situation/Task/Action/Result)
構成に迷ったら、以下のフレームで整理を。
- Situation(背景)
- Task(課題)
- Action(行動)
- Result(結果)
※さらに「得た学び」を加えるとより完成度が高まります。
自身の経験を反映させることで、具体性のあるガクチカを作ることができます。
STEP5:第三者の視点で見直し&ブラッシュアップ
就活支援センター・先輩・友人などに見せて、「伝わっているか?」を確認するのも大切。
一人で抱え込まないことが成功の秘訣です。
4 1ヶ月でできる!おすすめ「ガクチカ対策アクション例」
- オンライン長期インターンに申し込む
- 短期ボランティアや地域イベントでリーダー経験
- note・SNS発信で継続的アウトプット挑戦
- プログラミング・簿記・TOEICなど短期集中型の学習
- 自主企画(読書会・勉強会・ポートフォリオ制作)をやってみる
いずれも“行動の理由+振り返り”をセットで語れるようにすると、ガクチカとして機能します。
5 よくあるNG例と成功パターンの違い
「ガクチカを書いてみたけれど、なぜかしっくりこない」
「面接で深掘りされるとうまく答えられない」
そんなときは、ガクチカがNGパターンに陥っている可能性があります。
ここでは、実際に多くの就活生が陥りやすいNG例と、評価される成功パターンの違いを具体的に解説します。
NG例①:ただやっていただけの「作業報告」
「レジ打ちのアルバイトを1年間続けました。忙しい日も頑張って出勤しました。」
一見まじめに取り組んでいるように見えますが、これでは「で、何が伝えたいの?」という印象になりがちです。
ただの事実や作業内容の羅列だけでは、あなたの強みや人柄が見えてきません。
改善ポイント
- なぜ続けたのか?(継続の動機)
- どんな工夫をしたか?(自発的な行動)
- どんな成長や学びがあったか?(変化・成長)
NG例②:「成果が出なかったから話せない」という思い込み
「コンテストに応募したけど入賞できなかったので、書くのはやめました」
成果=受賞歴や記録だけではありません。
「挑戦したこと」自体が、立派な自己PRの材料になるのです。
たとえば、挑戦の中で生まれた葛藤・工夫・チームとの連携などを語ることで、人間性や思考力が十分に伝わります。
評価されるのは「どう行動し、どう捉えたか」です。
成功パターン例:「過程と視点の切り替え」に注目
「部活でレギュラーにはなれなかったが、下級生への技術指導や練習メニューの改善提案に力を入れた。
結果、全体の士気が上がり、試合でのパフォーマンスも向上した。」
このように、主役として活躍していなくても、「チームや周囲のために貢献した視点」を伝えることで、高く評価されるケースは非常に多いです。ここで伝わるのは
- 結果にこだわるだけでなく、周囲を見て行動する力
- 「自分にできること」を主体的に見つけて取り組む姿勢
- 組織貢献や協調性、リーダーシップではなくフォロワーシップを発揮したという強み
6 ガクチカに自信がない人こそ見てほしい|企業が本当に見ているポイント
企業が知りたいのは、「あなたがどんなことにどう向き合える人か」。
- 主体性(自ら動ける人か)
- 課題解決力(問題にどう立ち向かうか)
- 対人力・協調性(チームでどう動けるか)
これらは大きな実績がなくても、日常の行動から十分に伝えられる要素です。「ガクチカがない=終わり」ではありません。
大切なのは、“やってきたことをどう語るか”です。
7 まとめ|ガクチカは“今からでも間に合う”最高の自己PR材料になる
- ガクチカは「すごい経験」でなくてもいい
- 「何をしたか」よりも「どう考えて行動したか」を語ろう
- 今からでも“行動+振り返り”で魅力的なエピソードがつくれる
- 自分の価値観や強みを言語化すれば、企業はちゃんと見てくれる
焦る必要はありません。
今のあなたにできることを積み上げることで、あなただけの“ガクチカ”は必ずつくれます。
就活の成功は、“自分らしさを言語化する力”から始まります。
- 短期バイトでも、接客で工夫したこと
- サークルや趣味で継続した努力
- 小さな挑戦や失敗を通じた学び
これらの“等身大の経験”にこそ、あなたらしさが表れます。
今からでも、魅力的な自己PRはつくれる。就活が始まってからでも遅くありません。
「すごい実績を作る」必要はなく、少しの行動+丁寧な振り返りがあれば、企業に伝わる自己PRを作ることができます。
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