近年、就活や転職活動ではオンライン説明会が主流となっています。
しかし、対面と違い気が緩みやすいからこそ、マナーを守った参加が重要です。
本記事では、オンライン説明会で押さえておきたい服装や事前準備、当日の注意点までをわかりやすく解説します。
もくじ
1 オンライン説明会でマナーが重要な理由
オンライン説明会は、企業と求職者が最初に接点を持つ機会になることが多く、その場での印象が今後の選考に大きく影響します。
対面ではないからこそ気が緩みやすいですが、画面越しでも姿勢や話し方、服装などの細かな部分まで企業はしっかり見ています。
例えば
- 無表情でリアクションが薄い
- ラフすぎる服装や散らかった背景
- 途中でスマホ操作や飲食をする
こういった行動は本人が無意識でも、採用担当者にはネガティブな印象を与えてしまいます。
また、オンライン説明会は単なる情報収集の場ではなく、選考フローの一部として扱われることも増えています。
リモート参加であっても、社会人としての基本マナーや配慮ができるかどうかが評価対象となるため、「説明会=選考の入り口」と意識し、油断なく臨むことが大切です。
2 事前準備で気をつけたいマナー
オンライン説明会をスムーズかつ好印象で終えるためには、当日慌てないよう事前準備が重要です。
ただツールをインストールしておくだけでなく、以下のような細かなチェックポイントまで押さえておくと安心です。
- 自宅の通信環境やデバイスの状態を確認
- 背景や照明に配慮し、表情が見えやすい環境を整える
- 使用ツール(ZoomやGoogle Meetなど)の操作方法を確認しておく
- 静かな環境を確保し、生活音や家族の声が入らないよう配慮する
特に通信トラブルや操作ミスは、参加者本人にとっても企業側にとってもストレスになります。
参加前日までには一度リハーサルをしておくのが理想的です。
準備段階から社会人としての意識を持ち、丁寧に準備を進めましょう。
静かな環境を確保する
オンライン説明会では、生活音や周囲の雑音が相手に聞こえると、話が聞き取りづらくなり迷惑をかける恐れがあります。
そのため、なるべく静かな環境で参加することが基本マナーです。
具体的には
- 自宅の場合は生活音が入りにくい個室や自室を選び、家族や同居人にも事前に説明会があることを伝えておく
- カフェやコワーキングスペースを利用する場合も、静かなエリアや個室ブースを選ぶ
- どうしても生活音や背景音が入る可能性がある場合は、マイクを適宜ミュートにして対処す
特にペットの鳴き声や工事音などは、本人は気にならなくても相手には不快に感じられることがあります。
自分だけでなく、他の参加者や企業側への配慮を忘れずに環境を整えましょう。
通信環境・デバイスのチェック
オンライン説明会では、途中で通信が切れたり、音声が途切れたりすると、企業側に「準備不足」という印象を与えてしまいます。
快適な通信環境を確保し、事前に使用するデバイスや周辺機器の確認を行いましょう。
チェックポイントは以下の通りです。
- 自宅のWi-Fiや有線LANの速度と安定性を確認し、可能であれば家族にネット使用を控えてもらう
- イヤホン・マイク・カメラの動作確認を事前に行う。マイク付きイヤホンやヘッドセットの使用がおすすめ
- スマホではなく、できればPCやタブレットを使い、大きな画面で資料や説明を確認できる状態にしておく
- バッテリー残量が十分あるか、充電器を手元に用意しておく
通信トラブルは完全には防げない場合もありますが、事前準備次第でリスクを減らせます。
説明会の1時間前には一度接続テストをしておくと安心です。
Zoomなど使用ツールの事前インストール
オンライン説明会では、ZoomやGoogle Meet、Microsoft Teamsなどさまざまなツールが使用されます。開始直前にインストールや設定確認を行うとトラブルのもとになるため、以下の点を事前に準備しておきましょう。
- 使用するツールは必ず前日までにインストールし、アカウント登録・ログイン確認まで済ませておく
- マイク・カメラのオンオフ設定や、背景設定、名前表記(フルネーム推奨)もチェックする
- 使用するソフトやアプリのバージョンが最新かどうかも確認し、アップデートが必要な場合は時間に余裕をもって実施する
- 説明会前日に必ず一度は接続テストを行い、映像や音声が正常に機能するかチェックする
万が一トラブルが発生した場合、開始前に運営担当者へ連絡できるよう、事前に連絡先も確認しておくと安心です。
背景と照明に配慮する
オンライン説明会では、話し方や服装だけでなく「映っている背景」や「画面上の印象」も評価対象となります。特に次のポイントを意識しましょう。
- 背景は無地の壁やシンプルな棚などが望ましく、派手なポスターや生活感が出るアイテムは避ける
- 仮想背景を使う場合は事前に設定し、不自然なぼかしや映り込みがないか確認する
- 照明は自然光またはデスクライトを利用し、顔が暗くならないよう工夫する。逆光(窓を背にするなど)は避けるる
- 背景が整っていない場合は、オンライン会議用の背景布やパーテーションの活用も検討する
また、座る位置もカメラとの距離を適切に保ち、顔全体が自然に映るよう調整しましょう。
画面越しでも好印象を与えるためには、細かい配慮が大切です。
3 オンライン説明会当日のマナー
オンライン説明会当日は、事前準備だけでなく、その場での振る舞いやタイミングにも注意が必要です。
遅刻や雑な印象を与えないよう、以下の基本マナーを押さえておきましょう。
①開始5〜10分前には必ずログインし、通信環境やカメラ・マイクの最終確認をする。
②服装は「私服可」と書かれていても清潔感ある装いを意識し、部屋着や極端なカジュアルは避ける。
③名前表示は本名(フルネーム)が基本。ニックネームやイニシャルはNGです。
④カメラ・マイクは状況に応じてオンオフを使い分け、基本的にはカメラオン、マイクミュートが推奨されます。
⑤発言時は礼儀正しく、短く簡潔に話す。相手の話を遮らないようタイミングにも注意する。
⑥表情やうなずきなど、リアクションを適度に入れることで好印象を与える。
オンラインだからといって気を抜かず、対面と同じ心構えで臨むことが、企業からの信頼につながります。
服装は「私服OK」でも清潔感が基本
オンライン説明会では「服装自由」や「私服可」と記載されることもありますが、だからといって普段着やラフすぎる服装で参加するのは避けたほうが無難です。
たとえ画面越しであっても、第一印象は服装から大きく左右されます。
スーツ指定がない場合でも、ジャケットや襟付きのシャツなど、オフィスカジュアルを意識した服装が基本。
特にシワやヨレ、汚れが目立つ服はNGです。
また、キャラクター柄や極端に派手な色やデザインはビジネスの場にふさわしくありません。
明るい色よりは、白・ネイビー・グレーなど落ち着いた色合いを選ぶと失敗しにくいでしょう。
服装選びも企業研究の一環と考え、その企業の社風や業界に合ったスタイルを選ぶと、より好印象につながります。
開始時間の5分前にはログインしておく
オンライン説明会では、開始直前にアクセスすると接続トラブルやソフトのアップデート待ちなど、予期せぬトラブルが起きがちです。
そのため、開始時間の5分前には必ずログインし、事前準備を整えておくことが基本マナーです。
ギリギリの入室は「時間管理ができない人」という印象を与えかねません。
特に複数人が参加する説明会の場合、他の参加者を待たせることになり迷惑になるため注意しましょう。
ログイン後は、音声・カメラの設定や画面表示名(フルネーム表記)も再確認し、静かに待機する姿勢を心がけてください。
時間厳守は社会人マナーの第一歩として見られています。
カメラ・マイクのON/OFFの使い方に注意
オンライン説明会では、基本的にカメラはON、マイクはミュートが推奨されます。
企業側が参加者の様子や表情を確認しやすくするため、特にカメラONの指示がなくても、映像をONにして参加するほうが好印象です。
マイクは雑音や生活音を防ぐために、発言時以外は必ずミュートに。
指示があった場合はその都度従いましょう。自己判断で頻繁にON/OFFを切り替えると、思わぬトラブルや音声乱れの原因になるため注意が必要です。
また、カメラやマイクをオフにしたまま無断で離席する行為はマナー違反。
急用がある場合は必ずチャットやメッセージ機能で一言伝えるのが社会人としての基本です。
発言や質問時の礼儀と話し方
オンライン説明会で質問や発言をする際は、リアル対面以上に「短く」「わかりやすく」を意識しましょう。
まず「○○大学の○○です」と自分の所属と名前を名乗ってから話し始めるのがマナーです。
発言内容は結論から先に伝え、必要以上に話が長くならないよう心がけます。
たとえば「本日は貴重なお話ありがとうございます。○○について質問があります。」といった流れです。
また、他の参加者が話している最中にかぶせて発言するのは厳禁。
順番を守り、司会や担当者の指示に従う姿勢も大切です。
オンラインでも丁寧な言葉遣いを意識し、相手が聞き取りやすいトーンで話すことを忘れないようにしましょう。
リアクションやうなずきで好印象に
オンライン説明会では、参加者が静止画のように無表情・無反応で画面に映っていると、企業側も「本当に話を聞いているのか?」と不安になることがあります。
そこで、リアクションやうなずきは非常に重要な要素です。
話を聞きながら軽くうなずいたり、時折笑顔を見せたりするだけで、相手に安心感や好印象を与えることができます。
声を出さずとも、表情やジェスチャーで「参加している」姿勢を見せることが評価につながります。
また、リアクションがあることで、企業側も話しやすくなるメリットがあります。
説明会は「受け身」になりすぎず、画面越しでもコミュニケーションを意識することがポイントです。
服装選びも企業研究の一環と考え、その企業の社風や業界に合ったスタイルを選ぶと、より好印象につながります。
4 オンライン説明会でよくあるNG行動
- スマホ操作や飲食をしながら参加く
- 無言退室・通信切断後のフォローなし
- 部屋が散らかっている背景映り込み
- 部屋着や寝癖が目立つ服装
これらの行動は意外と多く見かけますが、企業側にはマイナス印象を与えてしまいます。
5 オンライン説明会後にやっておくと好印象な行動
オンライン説明会は、参加した時点で終わりではありません。
終了後のアクション次第で、他の候補者との差をつけることができます。
企業側も説明会後の姿勢や対応を意外とチェックしています。
まず、お礼メールを当日または翌日中に送るのが基本です。
内容は長文にする必要はなく、簡潔で丁寧な言葉を心がけましょう。
たとえば
「本日は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。貴社の〇〇という考え方に強く共感し、さらに理解を深めたいと考えております。今後とも何卒よろしくお願いいたします。」
といった内容で十分です。
また、説明会中に疑問に思った点や確認したいことがあれば、早めに問い合わせるのも有効です。
特に選考スケジュールや応募方法などは、受け身にならず自分から積極的に確認しましょう。
さらに、説明会で得た情報をメモにまとめ直し、志望動機やエントリーシート(ES)作成に活用することも大切です。
ただ参加するだけでなく、その後の準備や行動につなげる姿勢が、内定獲得につながるポイントです。
オンライン説明会も選考の一環と考え、終了後のフォローまで丁寧に対応しましょう。
6 まとめ|オンライン説明会でもマナーは大切!事前準備で差をつけよう
オンライン説明会は、就活生にとって手軽で便利な機会ですが、だからこそ参加者同士の差がつきにくいとも言えます。
企業側から見ると「誰が積極的で、誰が準備不足なのか」が細かい部分で判断されます。
例えば、カメラやマイクの設定ミス、遅刻、無表情での参加など、ちょっとしたミスがマイナス印象になることも少なくありません。
一方で、服装や背景、表情、質問の内容などをきちんと整えて臨めば、他の参加者より一歩リードできる可能性があります。
また、オンライン説明会は単なる情報収集の場ではなく、企業が学生の姿勢やマナーを見ている場でもあります。
自己管理力や社会性、礼儀正しさなど、ビジネスシーンで必要とされる基本的な資質も評価対象になります。
「自分が採用担当者だったら、どんな参加者を好印象に感じるか?」という視点を持ち、細部まで気を配ることが大切です。
事前準備から当日の態度、終了後のフォローまで、一貫した丁寧さと積極性を意識し、就活を有利に進めていきましょう。
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