インターン終了後、「この経験を就活にどう活かせばいいの?」と悩む人も多いはず。実は、インターン後の振り返りや行動次第で、今後の選考が大きく変わります。
本記事では、インターン後にやるべきこと、企業へのお礼メールの例文、選考につなげるコツを詳しく解説します。
インターンの定義と役割
就職活動を進めるうえで、多くの企業が実施している「インターンシップ(以下、インターン)」は、学生にとって企業や業界を知る貴重な機会です。特に、新卒採用においては、インターンを通じて企業と接点を持つことで、自分に合った業界・職種を見極めたり、本選考を有利に進めたりすることができます。
近年では、短期間の業界研究型インターンから、実務を経験できる長期インターンまで、さまざまな形式が増えており、企業もインターンを通じて優秀な学生を早期に発掘し、採用につなげる動きを強めています。
ここでは、インターンの基本的な定義と、その役割について詳しく解説します。
インターンとは?
インターンとは、企業が学生向けに提供する職業体験プログラムのことを指します。学生はインターンを通じて、実際の業務や職場の雰囲気を体験し、企業や業界についての理解を深めることができます。
インターンには1day(ワンデー)型から長期型までさまざまな種類があり、参加することで以下のようなメリットがあります。
- 企業の実際の業務を体験できる → 就職後のミスマッチを防ぐ
- 社員と交流し、社風を知ることができる → 企業選びの参考になる
- 業界・職種への理解を深められる → 自分に合うキャリアを見つけやすい
- 本選考の選考優遇がある場合も → 早期内定獲得のチャンス
インターンの目的
企業がインターンを実施する目的と、学生がインターンに参加する目的にはそれぞれ異なる側面があります。
企業側の目的
企業は、新卒採用活動の一環としてインターンを実施します。主な目的は以下の通りです。
1優秀な学生を早期に発掘・確保する
- 企業はインターンで優秀な学生を見極め、本選考で積極的に採用するケースが増えています。
- 外資系企業や人気企業では、インターン参加者のみが本選考に進めることも。
2学生に企業の魅力を伝える
- 会社の理念や業務内容を知ってもらい、より多くの学生に興味を持ってもらうことが大切です。
- 早期に企業のファンを増やし、志望度を高める狙いがあります。
3採用のミスマッチを防ぐ
- 実際に業務を体験してもらうことで、入社後のギャップを減らすことができます。
- 企業側にとっても、「求める人物像」と合致するかを見極める機会となります。
学生側の目的
一方で、学生がインターンに参加する目的は次のようなものが挙げられます。
1就活対策としての準備
- インターンで得た経験をエントリーシート(ES)や面接での自己PRに活かせます。
- 「インターン経験が選考に有利に働く企業」も多いため、参加するメリットは大きいでしょう。
2企業理解の向上
- 業務内容や職場の雰囲気を実際に知ることができます。
- 「想像していた仕事と違った…」というミスマッチを防ぐためにも重要です。
3社会人としてのスキルアップ
- ビジネスマナーやコミュニケーションスキルを身につけられます。
- 実務を経験することで、課題解決力やプレゼン力などのスキルを磨けます。
4早期内定獲得のチャンス
- 企業によってはインターン参加者限定の早期選考ルートがあり非常に有利です。
- インターンで評価された学生は、一般選考より有利に進めることもあります。
新卒インターンの最新動向(2026年卒向け)
近年のインターンの傾向
ここ数年で、インターンの形式や内容も大きく変化しています。2026年卒(26卒)の学生がインターンを選ぶ際は、以下の最新の傾向を把握しておくと良いでしょう。
01.オンラインインターンの増加
- コロナ禍以降、オンライン形式のインターンが一般的になり、遠方の企業にも気軽に参加できるようになりました。
- 特に1dayインターンはオンライン開催が主流です。
02.短期集中型インターンの拡大
- これまでの数週間~数ヶ月に及ぶ長期インターンに加え、「1日~1週間程度の短期インターン」が増加します。
- 短期間で業界研究を進められるため、複数の企業のインターンに参加しやすいです。
03.本選考直結型インターンの増加
- 「インターン参加者限定の本選考ルート」を設ける企業が増加しています。
- 特に外資系や大手企業では、インターン経験者のみが選考に進めるケースもあります。
企業がインターンを活用する理由
企業側は、インターンを単なる職業体験の場としてではなく、新卒採用のための重要なツールとして活用しています。その理由として、以下の3点が挙げられます。
01.早期採用の強化
- インターン参加者の中から優秀な人材を早期に確保するためです。
- 企業によっては、インターン中に内定を出すこともあります。
02.適性評価の場として
- 学生の実務スキルやチームワーク、課題解決力を見極めるためです。
- 面接だけでは判断できない「実際の働きぶり」を観察できます。
03.企業PRの一環
- 学生に企業の魅力を直接伝え、入社意欲を高めてもらうためです。
- 「自社のファン」を増やし、優秀な学生に選んでもらうことが目的です。
インターン参加者の内定獲得率に関するデータ
統計データによると、インターンに参加した学生は、未参加の学生に比べて内定獲得率が高いことが明らかになっています。
- インターン参加経験者の内定獲得率:約80%
- インターン未経験者の内定獲得率:約50%
特に、外資系企業やコンサル業界などでは、インターン経由での採用が一般的になっており、「インターン参加が必須」とされるケースもあります。
インターンの種類と特徴を理解しよう
目的別インターンの種類
①業界研究型:企業や業界を知るためのプログラム。初心者向け。
②実務体験型:職種ごとの業務を体験し、実際の仕事を知ることができる。
③選考直結型:成績優秀者に本選考の特別ルートが与えられるケースがある。
業界別インターンの特徴
①IT業界:ハッカソン型・プログラミング実践型が多い。
②金融業界:ケーススタディやグループワーク中心。
③コンサル業界:論理的思考力を問うワークが多く、選考要素が強い。
④メーカー業界:研究・開発職向けの技術系インターンあり。
期間別インターンの種類
①1dayインターン・・・1日限定。企業説明やワークショップ中心。選考なしのケースが多い。
②短期インターン・・・2日〜1週間。実務体験やグループワークを含むことが多い。
③長期インターン・・・1ヶ月以上。有給・実務経験あり。新卒採用に直結する場合も。
春休みを活用してインターンに参加しよう!
26卒の方は、春休みを活かしてインターンに参加するのもおすすめです。どんなインターンに参加すべきか、詳しくはこちらの記事で解説しています!
インターンに参加するメリットとは?
インターンは、企業や業界を深く知るだけでなく、就職活動を有利に進めるための大きなチャンスとなります。ただ単に「仕事を体験する」だけでなく、スキルアップや人脈作り、本選考への有利なルート確保といったさまざまなメリットがあります。
近年では、インターンを通じて早期選考に進める企業も増えており、参加することで内定獲得の可能性が高まるケースもあります。
ここでは、インターンに参加することで得られる具体的なメリットについて、就活・スキルアップ・キャリア選択の3つの観点から詳しく解説します。
就職活動を有利に進めるためのメリット
- 企業の内情を深く理解できる(社風・働き方・業務内容)。
- 早期内定を獲得するチャンス(インターン経由の本選考ルートがある)。
- 面接で話せるエピソードが増える(自己PRや志望動機に活用)。
インターンの応募から選考対策までの流れ
インターンに参加するためには、事前にエントリーし、選考を突破する必要がある場合が多くあります。特に、本選考に直結するような選考型インターンでは、エントリーシート(ES)や面接、適性検査など、本選考と同様のプロセスを経験することになります。
インターンの選考対策をしっかり行うことで、早期に選考の流れを理解し、本選考に向けた準備を進めることができるため、就活を有利に進めることができます。
ここでは、インターンの応募方法から選考対策までの具体的な流れを詳しく解説し、スムーズにインターンに参加できるようにするためのポイントを紹介します。
インターンの応募方法
- エントリーサイトを活用(リクナビ・マイナビ・Wantedlyなど)。
- 大学のキャリアセンターを活用(独自の募集情報がある場合も)。
- 企業の公式サイトで直接応募(大手企業の募集情報は要チェック)。
インターン選考の流れ
- エントリーシート(ES)提出:自己PR・志望動機の記入が必須。
- Webテスト・適性検査:SPI・玉手箱などの試験が課される場合あり。
- グループディスカッション(GD):チームで課題解決する力が見られる。
- 面接(1〜2回):人事・現場社員との面接が実施されるケースも。
インターン後にやるべき振り返りと活用法
インターンが終了した後、その経験を振り返り、今後の就職活動に活かすことが重要です。ただ参加して終わりではなく、学んだことを整理し、自己分析や企業選び、エントリーシート(ES)・面接対策にどう活用できるかを考えましょう。
本選考やキャリア選択に大きな影響を与えるため、インターン後の振り返りをしっかり行い、自分に合った就職活動につなげていきましょう。
① 学んだことを整理する
以下の観点で、自分がインターンを通じて得たものを明確にしましょう。
振り返り
業務内容・・・どのような仕事を経験したか?どの部署で何を学んだか?
スキルアップ・・・新たに身についたスキルや、強化できた能力は何か?
社風や職場環境・・・会社の雰囲気はどうだったか?自分に合いそうか?
社員との交流・・・どんな社員と話し、どんな印象を持ったか?
自身の適性・・・その業界・職種に向いていると感じたか?
💡 ポイント
- メモを活用する:インターン中に取ったメモや日報を見返し、具体的な経験を整理する。
- 「楽しかった」「大変だった」だけで終わらせない:どんなスキルや知識が得られたのかを言語化する。
- 自分のキャリアの方向性と照らし合わせる:この経験を活かして、どのような企業を志望するかを考える。
② 志望企業リストを更新する
インターンに参加すると、実際に働く環境を体験できるため、自分に合う企業や業界についての理解が深まります。そのため、志望企業リストを定期的に見直すことが重要です。
企業リストの更新
- 「志望度が上がった企業」と「思っていたのと違った企業」を整理する
- 「この企業で働きたい!」と感じた場合 → 本選考の準備を進める(ES作成、OB・OG訪問など)
- 「自分には合わないかも?」と感じた場合 → 似た業界・職種で他に興味のある企業を探す
💡 ポイント
- 実際に働いたことで見えた「理想と現実」のギャップを重視する
- インターンを通じて興味が湧いた業界・企業を新たにリストアップする
インターン後のアクション
インターンで得た経験を就活に活かすためには、企業との関係を維持し、さらなる情報収集を行うことが重要です。
以下のアクションを実行しましょう。
① 企業にお礼メールを送る
インターン終了後は、担当者やお世話になった社員にお礼のメールを送ることで、良い印象を残すことができます。今後の本選考で有利に働くこともあるため、忘れずに送るようにしましょう。
お礼メールの書き方(例文付き)
📌 件名:インターンシップ参加のお礼(○○大学 ○○)
📌 本文:
○○株式会社
人事部 ○○様
お世話になっております。
○○大学○○学部の○○と申します。
この度は○日間のインターンシップに参加させていただき、誠にありがとうございました。
インターンを通じて、貴社の○○業務を実際に体験し、○○のスキルを学ぶことができました。特に○○のプロジェクトに携わることで、○○業界への理解がより深まりました。また、社員の皆様からのフィードバックをいただき、大変貴重な経験となりました。今後の就職活動に活かしていきたいと考えております。
お忙しい中、ご指導いただき、心より感謝申し上げます。
引き続き、貴社の選考にも興味を持っておりますので、何卒よろしくお願いいたします。
敬具
○○大学○○学部 ○○
メール:〇〇〇@〇〇.com
💡 ポイント
- 簡潔かつ丁寧に感謝の気持ちを伝える
- 具体的な学びや印象に残ったことを記載する
- 今後も企業に興味があることをアピールする
② OB・OG訪問を検討する
インターンで興味を持った企業があれば、実際に働いているOB・OGの話を聞いてみるのも有効です。よりリアルな仕事の様子を知ることで、志望動機を明確にすることができます。
OB・OG訪問のメリット
- 実際の業務内容や社風を詳しく知ることができる
- 本選考のポイントや面接対策のヒントを得られる
- 先輩社員と繋がり、選考でのアドバイスをもらえる可能性がある
💡 ポイント
- 「ビズリーチ・キャンパス」や「Matcher」などの就活支援サービスを活用する
- 大学のキャリアセンターを通じてOB・OGの連絡先を調べる
③ 他のインターンに挑戦する
インターンに参加したことで、「この業界は向いているかも」「もう少し別の業界も知りたい」 など、新たな視点が生まれることがあります。その場合、視野を広げるために、別の企業のインターンに参加するのもおすすめです。
インターンを複数経験するメリット
- 業界や職種を比較できる
- 自分に合った仕事を見極める材料が増える
- エントリーシートや面接で話せるエピソードが増える
💡 ポイント
- 興味のある業界・職種があれば、異なる企業のインターンにも参加する
- 業界を絞り切れていない場合は、複数の業界のインターンに挑戦する
よくある質問(FAQ)
インターンに参加しないと就活は不利になりますか?
必須ではないが、参加することで選考に有利になるケースが多いので、短期・長期関係なく少しでも興味のある企業や業種のインターンには積極的に参加しましょう。
インターンの選考に落ちたらどうすればいい?
企業によっては複数のインターンを実施しているので、他の日程や他社のインターンに再チャレンジすることもできます。
長期インターンと短期インターン、どちらが良い?
短期インターンは業界研究向け、長期インターンは実務経験向けになっていることが多いです。目的に合わせて選ぶことが重要です。
まとめ|新卒インターンを活用して就活を成功させよう!
新卒インターンは、業界研究・スキルアップ・選考対策のすべてに役立ちます。
早めの行動がカギとなるため、積極的に参加し、就職活動を有利に進めることが非常に重要です!
単なる職業体験としてではなく、「就職活動を成功させるための準備期間」としてインターンを活用することで、内定獲得の可能性を高め、自分に合った企業・職種を見極めましょう。
新卒ではない方へ
今回の記事は新卒向けのインターン情報ですが、第二新卒や転職を考えている方向けのインターン記事もあります。ご自身に合った情報をぜひご覧ください!


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